December 15, 2017 / 12:45 AM / a month ago

カナダ中銀総裁「刺激策の必要性はいずれ低下」、利上げ観測高まる

[トロント 14日 ロイター] - カナダ銀行(中央銀行)のポロズ総裁は14日、カナダ経済がそのうちに、それほど多くの刺激策を必要としなくなっていくという確信を中銀が深めていると述べた。

こうした発言を受け、中銀は来年初旬にも追加利上げに動くとの観測が高まり、外国為替市場でカナダドル相場が上昇した。

ポロズ総裁はトロントのカナディアン・クラブで行った講演で、カナダ経済は過去1年間にわたり「目覚しい」進展をみせたとし、現在は住宅ブームが収束する中、長く待ち望まれた輸出と企業投資の増加の初期の兆候が出始めるなど、最適な状態となっていると指摘した。

経済の「潜在能力がフル稼働状態に近づきつつある。われわれはこうしたことに非常に勇気付けられており、経済はそのうちに、多くの金融刺激策を必要としなくなっていくという確信を一段と深めている」と述べた。

カナダ中銀は7月と9月に利上げを実施した後、前週の政策決定会合では金利据え置きを決定。ポロズ総裁はこれまでの利上げにもかかかわず、現在の金融政策は「明らかに依然としてかなり緩和的である」との認識を表明。来年第1・四半期中にも追加利上げが決定されるのではなかとの観測が高まった。

次回の政策決定会合は1月17日に開催。TD証券のカナダ担当首席マクロストラテジスト、フレッド・デマース氏は1月に利上げが決定される確率は「約35%」とし、「次回利上げの実施時期は1月もしくは3月と、それほど遠い将来ではない」としている。

カナダドルの対米ドル相場は発言を受けて一時1%超上昇した。

総裁は、金融政策を機械的に決定するアプローチに従うと、金利は既に一段と上昇しているべきだが、中銀は減退しつつあるものの労働市場になお「スラック(需給の緩み)」が存在する兆候を認識していると述べた。

また、成長は引き続き潜在成長率を上回ると予想され、インフレ見通しの上振れリスク要因になっていると指摘。

同時に労働市場のスラックは下振れリスクを意味するとし、雇用の伸びや失業率の着実な低下が示すほど雇用市場は強くないとの懸念をあらためて示した。

「賃金は上向いているものの、景気循環サイクルの現段階で典型的な水準をなお大きく下回っている。スラックが潜んでいるのが分かる」と述べた。

総裁はまたCBCテレビのインタビューで、労働市場のスラックが吸収されるまで、しばらくは経済成長が加速することが望ましいとの見解を示した。

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