June 4, 2018 / 1:28 AM / 19 days ago

カナダ中銀総裁、貿易巡る先行き不透明感で指標「最重要」に

[ウィスラー(加ブリティッシュコロンビア州) 2日 ロイター] - カナダ銀行(中央銀行)のポロズ総裁は2日、米国が導入したカナダなどの鉄鋼とアルミニウムへの輸入関税に起因する先行き不透明感を受けて、今後の金融政策は経済指標次第になるとの見通しを示した。

 6月2日、カナダ銀行(中央銀行)のポロズ総裁(写真)は、米国が導入したカナダなどの鉄鋼とアルミニウムへの輸入関税に起因する先行き不透明感を受けて、今後の金融政策は経済指標次第になるとの見通しを示した。写真はウィスラーで5月撮影(2018年 ロイター/Ben Nelms)

中銀は5月30日、政策金利を据え置くとともに、先行きの金利動向に関する慎重な文言を声明から削除したため、早ければ7月の次回会合で利上げが実施される可能性が浮上していた。ただ、米国が6月1日に輸入制限を適用したことを受け、ポロズ総裁は再び様子見姿勢を前面に押し出した。

総裁は主要7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議の終了後、記者団に「変わりゆく状況への仮定上あるいは理論上の対応策に基づいて政策を決定することは無論ない。実際に取られる対応が決定要因となる」と述べた。

「今後の経済を見通すうえで、(米輸入制限)によって不透明感が増していることは疑いようがない。ただ、最も重要な要素は、経済指標がどのように推移するかだ」と強調した。

米政府はカナダのほか、メキシコと欧州連合(EU)に対し鉄鋼・アルミニウムへの輸入関税を適用。

ポロズ総裁は、貿易を巡る不透明感にもかかわらず、第1・四半期の企業設備投資は堅調だったと説明。ただ、貿易摩擦の激化やカナダとEUによる報復措置の表明がインフレ圧力を強める可能性が高いとした。

「このような状況の一般的な捉え方としては、貿易を混乱させるような関税は、消費者にとっての価格引き上げにつながるというものだ」と説明。「このため、経済指標が最も重要な役割を果たすことになる。恐らく短期的となるだろうが、関税がインフレ率をどれだけ押し上げるかを見極める必要がある」とした。また、輸入関税が消費者物価を押し上げるまでに「数カ月」要する可能性があると述べた。

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