October 24, 2018 / 7:27 PM / 20 days ago

カナダ中銀が1.75%に利上げ、ペース加速の可能性

[オタワ 24日 ロイター] - カナダ銀行(中銀)は24日、政策金利を予想通り0.25%ポイント引き上げて1.75%とした。景気動向がほぼフルスピードとなっており、刺激策の必要もないとして、利上げペースを加速させる可能性も示した。

利上げは昨年7月以降5回目。新たな貿易協定「米国・メキシコ・カナダ協定(USMCA)」については、景気を巡る不透明感を和らげると歓迎した。

声明は今後の利上げに関する表現を微調整し、段階的な引き締めペースに関する文言を削除した。

高官らは市場が「段階的」との表現を誤って解釈し、1回おきの会合で利上げを行うのに過ぎないとみているようだと指摘する。

ウィルキンス上級副総裁は記者会見で「ペースがやや早まったり、遅くなったりする可能性がある」とし、今後の動きは景気指標次第の面が大きいとの見方を示した。

政策金利はなお、中立金利(2.5─3.5%)を大きく下回っている。

中銀は、米国経済が「特に堅調」として、カナダの成長率見通しを第3・四半期は従来の1.5%から1.8%に引き上げ、第4.四半期は2.3%に加速すると予測した。

ポロズ総裁は「景気動向はフルスピードで、もはや刺激策を必要としていない。過熱やインフレ圧力発生を防ぐのがわれわれの責務だ」と述べた。

政策決定を受け、カナダドルCAD=D4は対米ドルで1週間ぶりの高値を付けたほか、12月5日の追加利上げ観測も広がった。

スコシア銀行の資本市場経済シニアバイスプレジデントは「市場が織り込む以上に早いペースで、中立金利に近づけようと急ぐ姿勢もうかがえる」と語った。

中銀はUSMCA合意を受け、北米の貿易を巡る不透明感が薄れると予想した。

「家計は金利上昇や住宅市場に関する政策に応じて、想定通り支出を調節している」「家計の脆弱性は多くの面でやや低下している」と指摘した。

ただ、米中貿易摩擦が世界成長や商品市場の重しとなっており、「世界経済に著しく、永続的な影響が及ぶ可能性がある」と指摘した。

一時要因による影響が薄れ、全体のインフレが来年初めに低下し、その後2020年末にかけて目標レンジ(1─3%)の中間点である2%前後で推移すると見通した。

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