[オタワ 24日 ロイター] - カナダとサウジアラビアは24日、外交関係を完全に修復し、新たな大使を任命すると発表した。両国は2018年、駐リヤドのカナダ大使がサウジで拘束された女性人権活動家の釈放を求めたことをきっかけに外交・通商関係が断絶していた。
カナダのトルドー首相とサウジのムハンマド皇太子が昨年11月、バンコクで開かれたアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議の際に行った会談を経て、今回の決断に至ったという。
政府統計によると、カナダの2021年の対サウジ輸出は22億カナダドル(16億5000万米ドル)で、サウジは中東地域最大の輸出市場。サウジからの輸入は24億米ドルだった。
カナダのサウジからの輸入はほとんどが石油と石油化学製品。カナダの対サウジ輸出は80%強を輸送機材が占めていた。
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