November 28, 2018 / 3:35 AM / 19 days ago

カナダ、TPP乳製品輸入枠は製造加工業者が大半を利用へ

 11月27日、カナダは年内に発効する環太平洋連携協定(TPP)で設けられる乳製品の輸入枠について、国内の製造加工業者に大部分の利用権を付与する方針だ。写真はカナダの国旗をつけたトラクター。オンタリオ州で2015年7月撮影(2018年 ロイター/Chris Helgren)

[トロント 27日 ロイター] - カナダは年内に発効する環太平洋連携協定(TPP)で設けられる乳製品の輸入枠について、国内の製造加工業者に大部分の利用権を付与する方針だ。連邦政府の通達で明らかになった。小売業者は反発している。

TPPによって、これまで保護されてきたカナダ乳製品市場への海外勢によるアクセスが拡大される見通しで、さらに、北米新貿易協定「米・メキシコ・カナダ協定(USMCA)」では、米国の酪農業者や養鶏業者に同市場が開かれることになる。

TPP参加諸国から農産品を無関税で輸入する枠の利用権を国内でどのように割り当てるかについては、品目別で異なるルールが定められているが、一部の品目については輸入枠の全てをカナダの製造加工業者が利用することが認められている。

「全種類のチーズ」という品目では、輸入枠の85%を加工業者が、15%を販売業者が利用することになっている。

乳製品加工大手のサプート(SAP.TO)は政府の決定を歓迎。リノ・サプート最高経営責任者(CEO)は「酪農業界が自らの運命をコントロールできるようになった。これを期待していた」と表明した。

輸入枠設定によって、国内企業は海外勢との新たな競争に直面することになるが、痛みを軽減する措置として、カナダ政府はこれまでも国内の生産業者に特別な輸入権を付与したことがある。

ただ、カナダ小売協議会の広報官は、利用権の割り当ては補助金のようなものだと批判。「人々が生産業者ではなく小売業者からチーズを購入していることを考慮すると、理想的な決定ではないことは明白だと考える」と表明した。

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