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加アルバータ州で大規模な山火事、エネ生産に影響

カナダの主要産油地域アルバータ州で発生した大規模な山火事で、国内産油量の3%以上に当たる少なくとも日量28万バレル(石油換算ベース)のエネルギー生産が停止している。写真は、同州フォックスクリーク付近の山火事の様子。2023年5月5日に撮影。(2023年 ロイター/Handout via REUTERS)

[8日 ロイター] - カナダの主要産油地域アルバータ州で発生した大規模な山火事で、国内産油量の3%以上に当たる少なくとも日量28万バレル(石油換算ベース)のエネルギー生産が停止している。

同州は山火事を受けて6日に非常事態を宣言。約3万人が避難を余儀なくされている。8日時点で依然として98の山火事が続いている。

ダニエル・スミス州首相は、一部の山火事は数カ月続く可能性があると述べた。

カナダは世界4位の産油国で、生産量の約8割をアルバータ州が占める。今回の山火事で影響を受けているのは主に軽油と天然ガスの生産者で、予防措置として稼働を停止している。負傷者や設備への被害は報告されていない。

スタイフェル・ファーストエナジーのアナリストは早期の生産再開に楽観的な見方を示す一方、稼働停止が長引けば当該企業への影響が大きくなる可能性があるとした。

リフィニティブによると、カナダから米国への1日当たりの天然ガス輸出量は7日に67億立方フィートと、2021年4月以来の水準に減少した。

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