[オタワ 15日 ロイター] - カナダのトルドー首相は15日、大規模森林火災で避難者が出ているアルバータ州を視察した。同州はカナダの主要原油生産地で、エネルギー生産にも支障が出ている。
現地では今後10日余りは降雨がほとんど見込めないという。
首相は州都エドモントンで、11日から州の消火・復興活動支援で派遣された軍当局から最新の状況報告を受けた。州政府によると、近日中に追加派遣が予定されている。
アルバータ州は森林火災が多いシーズンに入り、今回の火災では一時3万人以上が避難。エネルギー生産は石油換算で少なくとも日量31万9000バレル(全土生産量の3.7%に相当)に影響が出ている。
環境・気候変動省によると、今月1─11日にはエドモントン含むアルバータ州の複数地域で記録的な猛暑が発生した。
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