for-phone-onlyfor-tablet-portrait-upfor-tablet-landscape-upfor-desktop-upfor-wide-desktop-up

キヤノン、円高で今期2度目の下方修正 事務機・カメラも低迷

 7月26日、キヤノンは2016年12月期の連結業績予想を下方修正した。従来3000億円と見込んでいた営業利益は、前年比25.4%減の2650億円に引き下げた。下方修正は今年度2回目。写真は横浜市で3月撮影(2016年 ロイター/Thomas Peter)

[東京 26日 ロイター] - キヤノン7751.Tは26日、2016年12月期の連結業績予想(米国基準)を下方修正したと発表した。従来3000億円と見込んでいた営業利益は、前年比25.4%減の2650億円に予想を引き下げた。為替前提をドル/円、ユーロ/円ともに円高方向に修正したことや、カメラやレーザープリンターなどの販売減も影響する。下方修正は今年度2回目。

修正した営業利益予想はトムソン・ロイターがまとめたアナリスト17人の予測平均値2972億円を10.8%下回った。田中稔三副社長は記者会見で「想定以上に業績の足を引っ張ったのが世界経済の下振れと急激な円高」と述べた。

売上高の予想も前年比7.4%減の3兆5200億円(従来予想3兆6000億円)、当期利益は同18.3%減の1800億円(従来予想2000億円)にそれぞれ引き下げた。

7─12月期以降の為替想定をドルは110円から105円に、ユーロは125円から115円に変更。対前年比の円高影響は営業利益で半期で約300億円、年間では約1200億円に上るという。「(ドルで)100円から110円の範囲内なら当社の努力で吸収しないといけない」(田中氏)としている。

事業別の年間売上予想でみると、レーザープリンターなどオフィス(事務機)が前年比10.9%減、カメラなどイメージングシステムは11.8%減の予想。半導体製造装置など産業機器その他は16.7%の増収を見込む。

レーザープリンターは新興国の景気低迷の影響で販売減が続く見通し。カメラは、レンズ交換式は前年並みの550万台の年間販売予想だが、市場縮小が続くコンパクトは熊本地震の影響もあり「大幅な販売減を見込んでいる」(田中副社長)という。

1━6月期連結業績は、売上高が前年同期比9.5%減の1兆6574億円、営業利益が同36.4%減の1086億円、当期利益が同20.3%減の814億円だった。

東芝メディカルシステムズの買収手続きは、各国の競争法上の審査が続いている。買収手続きが完了し、同社を連結業績に加える時期について、「それぞれの国の進ちょく具合なので読めない」(同)としている。

*内容を追加します。

浜田健太郎

for-phone-onlyfor-tablet-portrait-upfor-tablet-landscape-upfor-desktop-upfor-wide-desktop-up