October 23, 2018 / 7:34 AM / in 23 days

ニンジンから抽出の素材でより丈夫なセメントに、英チームが実験

 10月19日、英ランカスター大学の研究チームが、ニンジンの繊維から抽出したナノプレートレットとコンクリートを家庭用のフードミキサーで混ぜ、より強度が高く環境に優しい製品の開発に取り組んでいる。写真は2日撮影(2018年 ロイター/Jim Drury)

[ロンドン 19日 ロイター] - 英ランカスター大学の研究チームが、ニンジンの繊維から抽出したナノプレートレットとコンクリートを家庭用のフードミキサーで混ぜ、より強度が高く環境に優しい製品の開発に取り組んでいる。

研究を率いるモハメド・サアフィ氏はロイターに、「この新素材を少量使用するだけで、コンクリートの強度を80%高められることが分かった」と述べた。

研究によると、ニンジンを混ぜ込むと、コンクリートのひび割れが防げるため、必要なセメントの量が抑えられ、結果として二酸化炭素の排出が抑制できることになる。

国際エネルギー機関(IEA)の推定によると、セメント関連の二酸化炭素排出は全体の7%を占めている。

ニンジンのナノプレートレットは、持続可能な素材の開発を手がけるスコットランドのCelluComp社が提供。同社の最高経営責任者(CEO)によると、ニンジンはほとんどが水でできているが、セルロースによって強度を保っている。セルロースはセメントが凝固する過程で水の作用を変換する力があるので、セメントの強度を高めるには少量で事足りるという。

セルロースは樹木より野菜から抽出するほうがより簡単で、農業副産物として大量の廃棄野菜が入手可能なことから、安価で環境に優しい繊維資源といえる。

一方CelluCompにとって、砂糖生産の際に発生するテンサイパルプがより安価で大量に入手できることから、サアフィ氏のチームはテンサイパルプと(コンクリート)を混ぜる試験も行っていくとしている。 

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