[モスクワ 17日 ロイター] - スポーツ仲裁裁判所(CAS)は17日、組織的なドーピング問題で世界反ドーピング機関(WADA)から科された処分に異議申し立てしたロシアに対し、国家として来夏の東京五輪・パラリンピックに参加できない裁定を下した。
ロシアはWADAから2019年12月に4年間の資格停止処分を科され、CASの裁定で2年間に短縮されたが、この判決により東京五輪、22年北京冬季五輪、およびカタールで行われるサッカーの22年ワールドカップ(W杯)は処分の対象となる。
ロシアは上記大会で国旗や国歌の使用を禁じられ、主要スポーツイベントの主催、開催立候補も認められない。処分は17日から22年12月16日まで。
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