[8日 ロイター] - 香港のキャセイ・パシフィック航空は8日、香港政府が78億香港ドル(10億1000万ドル)の融資期間を1年延長することに合意したと発表した。借り入れ期間は2022年6月までとなり、手元流動性の自由度が高まることになる。
このつなぎ融資は、香港政府とキャセイの大株主であるスワイヤ・パシフィックおよび中国国際航空が昨年主導した50億ドルの支援策の一部。
タン最高経営責任者(CEO)は声明で、経費節減策を講じているためこの融資はまだ実行されていないものの、今回の融資延長で流動性をより柔軟に管理できるようになると述べた。
キャセイは20年12月時点で280億香港ドルの流動性を保有。また、2月の転換社債発行で67億4000万香港ドル、5月の社債発行で6億5000万香港ドルを調達している。
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