December 26, 2018 / 2:47 AM / a month ago

中印など新興国、先進国を追い抜く時期後ずれへ=英調査機関

 12月26日、英民間調査機関の経済ビジネス・リサーチ・センター(CEBR)は年次報告書で、中国やインド、ブラジルといった新興国が経済規模で先進国を追い抜くための挑戦は今年、壁にぶつかったため、従来予想よりも達成時期が後ずれするとの見通しを示した。写真は北京で11月撮影(2018年 ロイター/Jason Lee)

[ロンドン 26日 ロイター] - 英民間調査機関の経済ビジネス・リサーチ・センター(CEBR)は年次報告書で、中国やインド、ブラジルといった新興国が経済規模で先進国を追い抜くための挑戦は今年、壁にぶつかったため、従来予想よりも達成時期が後ずれするとの見通しを示した。

報告書は「中期的には1年前とほぼ同程度に楽観的な見方を持っているが、成長への道のりは1年前に想定したよりも困難が多いと考える」とした。報告書は2033年までの期間について、193カ国の経済規模の順位予想が盛り込まれている。

これによると、中国が米国を追い抜いて世界最大の経済大国に躍り出る時期は従来予想より2年遅い2032年となる見通し。一段と緩和的な金融政策や通貨安を後ずれの理由に挙げた。

ブラジルがイタリアを追い抜く時期も従来予想より2年遅い2020年になると見込む。

また、インドが英国とフランスを経済規模で上回るのは恐らく2019年で、20年にずれ込む可能性もあるとした。1年前は18年にそうなると予想していた。

インドに先を越されて世界第6位の経済大国となる見通しの英国は来年、欧州連合(EU)離脱に絡む混乱が理由で同地位をフランスに奪われる公算が大きいが、2023年までに奪還する見通しだとした。

また、アイルランドは来年、ユーロ圏の中でも高い成長率を示すと予想。ただ、ブレグジット(英EU離脱)がこの予想に対する大きな下振れリスクだとした。

CEBRは、世界的な景気後退(リセッション)が次に発生した場合、債務水準が高く、金融危機の原因となった構造的問題がまだ存在するため、過去のリセッションよりも克服が困難になる可能性があると警告。

ただ、CEBRのダグラス・マクウィリアムズ副会長は、各国政府や政策当局者はリセッションに対応するのに十分な手段を依然持っていると説明。「世界が総倒れ状態にならないためには一定の財政措置を講じる必要があるとの認識がある」と述べ、金融政策から財政政策にシフトするとの見方を示した。

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