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ロシア産原油の価格上限「機能している」=米高官

 3月6日、米国務省のエネルギー安全保障担当特別大統領調整官、エイモス・ホクスタイン氏(写真)は、G7と同盟国によるロシア産原油や石油価格の価格上限はうまく機能しているとの見方を示した。写真はレバノンのバアブダで2022年10月撮影(2023年 ロイター/Mohamed Azakir)

[ヒューストン 6日 ロイター] - 米国務省のエネルギー安全保障担当特別大統領調整官、エイモス・ホクスタイン氏は6日、主要7カ国(G7)と同盟国によるロシア産原油や石油価格の価格上限はうまく機能しているとの見方を示した。

G7、欧州連合(EU)、オーストラリアはウクライナ侵攻への制裁として、昨年12月5日に海上輸送で輸入するロシア産原油に1バレル=60ドルの価格上限を設けた。2月5日にはロシア産石油製品にも価格上限を導入した。

ホクスタイン氏はエネルギー業界の国際会議「CERAウィーク」の合間に「この措置の素晴らしいとところはそれが機能し、ロシア産石油と石油製品が価格上限を下回って取引されていることだ」と記者団に述べた。

ロシアは2月に価格上限への対応として、生産量を日量50万バレル(約5%)削減すると発表した。

ホクスタイン氏は減産について、ロシア産原油の買い主体が支払う価格にほとんど影響しなかったと述べた。

「ロシアが減産する理由は私には分からない」とし、「価格はそれほど上がっていない。私たちはロシア産原油が市場に出回り、割安で取引されていることを確実に図りたい」と強調した。

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