[28日 ロイター] - 米半導体大手アドバンスト・マイクロ・デバイシズ(AMD)、台湾の微星科技(マイクロスター・インターナショナル)、米日用品大手プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)は、来年1月5日から米ラスベガスで開催されるデジタル見本市「CES」への対面式参加を取りやめた。新型コロナウイルスのオミクロン変異株への感染が急速に拡大していることが背景。
AMDの広報担当者は「弊社の従業員、パートナー、地域社会の健康と安全のために、参加を対面からバーチャルに移行する」と述べた。
これまでにはゼネラル・モーターズ(GM)やアルファベット傘下グーグル、フェイスブック親会社のメタ・プラットフォームズ、ツイッター、レノボ・グループ(聯想集団)、AT&T、アマゾン・ドット・コムなども、感染への懸念から対面での参加を見送っている。
今年のCESは2200社超が会場に出展すると見込まれている。
CES関係者は、参加者全員にマスク着用とワクチン接種を義務付け、コロナ検査も実施するとしている。
ロイターの集計によると、米国の新型コロナ新規感染者は過去7日間に1日平均20万5000人超と55%増加している。
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」