April 10, 2019 / 1:48 AM / 2 months ago

企業物価指数、3月は前年比+1.3% 石油・石炭製品がプラス転換

[東京 10日 ロイター] - 日銀が10日に発表した3月の企業物価指数(CGPI)速報によると、国内企業物価指数(2015年=100.0)は前年比でプラス1.3%となった。プラスは27カ月連続で、2月に比べて上昇幅は拡大した。2月から3月にかけての原油市況の上昇を受けて、石油・石炭製品がプラスに転じたことなどが寄与した。ロイターがまとめた民間調査機関の予測中央値は前年比プラス1.1%だった。3月の指数は101.5。

 4月10日、日銀が発表した3月の企業物価指数(CGPI)速報によると、国内企業物価指数(2015年=100.0)は前年比でプラス1.3%となった。者品は京浜工業地帯の煙突。川崎市で2017年2月に撮影(2019年 ロイター/Issei Kato)

前月比はプラス0.3%で、2カ月連続のプラスとなった。プラス幅は前月と変わらず。

「石油・石炭製品」は、原油市況の上昇を受けて、2月のマイナス1.7%から3月はプラス2.9%となった。また、中国経済の影響を受けやすい「非鉄金属」は、米中貿易協議進展や中国の景気対策の効果への期待などから、2月のマイナス5.6%から3月はマイナス2.3%へと、マイナス幅を縮小した。

一方、電子部品・デバイスは2月のプラス0.2%から3月はマイナス0.2%へとマイナス転換した。

国内企業物価が上昇した背景について、日銀幹部は「米中通商協議の進展や中国の景気刺激策への期待を背景に、世界経済の先行きに対する悲観的な見方が、ここ数カ月間で幾分和らいだ」と説明している。

今後については「昨年末から年初の下落基調から脱したようにみえるが、水準は、昨年秋に比べると依然として低位にある」とし、「商品市況の動きに加え、世界経済の動向や日本経済に与える影響についてよく見ていく必要がある」(幹部)とコメントしている。

公表744品目のうち、前年比で上昇したのは421品目、下落は252品目だった。上昇と下落の差は169品目で、前月から29品目増加した。

同時に発表された2018年度の企業物価指数は前年比2.2%上昇した。上昇は2年連続。石油・石炭製品が13.8%上昇するなど高い伸びとなったことなどが寄与し「年度を通じて比較的しっかりと上昇した」(幹部)という。

公表744品目のうち、前年度比で上昇したのは446品目、下落は244品目だった。上昇と下落の差は202品目で、前年度から76品目増加した。

ドル/円は0.1%の円安で、ほぼ影響がなかった。

清水律子

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