[ボストン 2日 ロイター] - 米ペンシルベニア州立大学に在学中の中国人女子学生(21)が2日、ボストンの連邦地裁に対し、入学試験で不正を働いたとの罪状を認めた。米国では現在、海外学生による入試不正を巡り捜査が行われている。
学生ビザで在学しているこの学生は、2016年、外国人受験者の英語能力試験であるTOEFLの点数が合格に満たなかったことから、金銭で替え玉の受験生を使った罪に問われている。
学生は最大5年の禁錮刑の可能性があったが、国外追放処分を受け入れたことから、地裁判事は未決拘留期間を量刑にすると言い渡した。
学生は、替え玉受験のために3000ドル(約32万円)を支払い、ブローカーの指示に従ってマサチューセッツ州の特定のあて先に中国のパスポートを送付したことを認めた。検察によると、このパスポートは替え玉受験をした別の中国人学生が使用。この人物は、ほかに少なくとも二人の中国人女子学生に代わって受験していたという。