[8日 ロイター] - 米天然ガス生産2位のチェサピーク・エナジー は8日、破綻申請を行う計画はないと表明した。市場ではきょう、同社が破綻申請の準備をしているとのうわさが広がり、株価は一時、50%超下落した。
ロイターは、関係筋からの情報として、チェサピークが法律事務所カークランド・アンド・エリスに再編策の検討を依頼した、と報じた。
これに対してチェサピークは「現時点では、破産法の適用を申請する計画はない。株主価値の最大化に努める」とコメント。同法律事務所については、2010年からチェサピークのアドバイザーを務めており、バランスシートの強化に向けて引き続き助言を受けると説明した。
原油や天然ガスの価格は2014年以来、70%も下落しており、2015年には、およそ40社のエネルギー企業が破綻状態に陥った。
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