[ヒューストン 30日 ロイター] - 米石油大手シェブロンのマイケル・ワース最高経営責任者(CEO)は27日、ベネズエラでの短期生産量が米国の経済制裁の一部緩和により日量5万バレル(bpd)増の9万bpdとなったと述べた。
ワース氏によると、米国が昨年11月にベネズエラでの操業を限定的に許可したことで、国営石油会社PDVSAと合弁会社を持つシェブロンは現地での意思決定にさらに関与することが可能になった。
ただ、インフラ不足と米政府による操業認可がわずか6カ月であることから、9万bpdを超える生産はできないという。
シェブロンは先月、ベネズエラからほぼ4年ぶりに原油を出荷した。ワース氏によると、一部は米国の製油所に運び、他はペルシャ湾沿岸の顧客に提供する。
シェブロンは第4・四半期にベネズエラ事業からの利益を計上していない。ワース氏は、同社が現金を受け取った場合にのみ利益を計上すると説明した。
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」