May 3, 2019 / 3:20 PM / 21 days ago

米FRB、経済が軟調なら利下げの必要=シカゴ連銀総裁

[ストックホルム 3日 ロイター] - 米シカゴ地区連銀のエバンズ総裁は3日、米経済が軟調になれば連邦準備理事会(FRB)は利下げを実施する必要があるとの考えを示した。

エバンズ総裁はスウェーデン中央銀行などが主催した会議での講演原稿で、経済成長と物価上昇が予想を上回り、将来的に利上げを実施する必要が出てくる可能性もあるとしながらも、経済がアンダーパフォームするシナリオについてより大きく懸念していると表明。「その場合は政策の据え置き、もしくは緩和が必要になる」と述べた。

エバンズ総裁は今年の連邦公開市場委員会(FOMC)の投票権を持つメンバーで、FRBが示している金融政策に対し「忍耐強く」あるとの姿勢に強い支持を示している。

総裁は過去1カ月の間に利下げの可能性について言及しているが、この日の講演では、変動の大きい食品とエネルギーを除くインフレが今年に入ってから低迷していることに一段の懸念を表明。一時的な要因が作用している可能性もあるが、「基調的なインフレトレンドが2%を下回る水準にとどまっている」公算もあるとし、FRBはリスク管理に向け金融政策の変更を迫られる可能性があると述べた。

また、FRBはインフレを2%前後に維持する姿勢であることを国民に示す形で政策運営を行う必要があると指摘。自身はコアインフレが2.5%まで上昇したとしても、明らかな上昇モメンタムがない限り、問題視しない姿勢を示した。

FRBのバランスシートについては、保有する米国債を財務省短期証券に集約することを検討する可能性があると指摘。その場合、FRBは景気が悪化した際に保有する短期証券を長期債にシフトさせ、バランスシートを拡大させずに支援策の実施が可能になる。ただエバンズ総裁はこうした手法が意図せぬ結果を招く恐れがあるため、慎重に検証する必要があるとの考えを示した。

エバンズ総裁はこのほか、FRBが現在掲げる2%のインフレ目標を達成するには、インフレ率を2%を超える水準に引き上げることを目指す必要がある可能性があるとも指摘。FRBはインフレ目標は上方と下方の両方向から達成すべき「シンメトリック(対称的)」なものであるとの姿勢を示しているとし、このことは「2%の目標を達成するために2.25%を目指す必要がある可能性があることを示している」と述べた。

また、FRBは必要に応じて政策スタンスを調整することが重要となっていると指摘。ただ現時点ではデータを見極める段階にあると述べた。

*内容を追加して再送します。

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