[上海 9日 ロイター] - 中国交通運輸省は8日夜、携帯端末アプリを使ったタクシー配車サービスで、タクシー免許を持たない民間ドライバーが営業することを禁止すると発表した。同国では米ウーバー・テクノロジーズや、騰訊控股(テンセント・ホールディングス)が出資する「ディディ打車」が配車アプリを提供している。
交通運輸省は声明で「すべての配車アプリ会社は、交通市場の規則を順守し、責任を誠実に果たすべきであり、自家用車を使ったタクシー営業を行うべきでない」と表明。具体的な企業名については触れなかった。
中国では昨年12月、営業ライセンスのないタクシー運転手による営業の疑いで、重慶市の当局がウーバーの捜査を開始していた。同社にはネット検索大手の百度(バイドゥ) が出資しており、バイドゥにも批判が出ている。
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