[北京 22日 ロイター] - 中国工業情報省は22日、新型コロナウイルスの感染拡大で打撃を受けている自動車メーカーを支援するため、電気自動車(EV)の生産拡大を義務づける規制を一時的に緩和する可能性があると表明した。
大都市での大気汚染が深刻な中国は、化石燃料を動力とする自動車の生産について世界的にみて非常に厳しい規則を導入している。
中国で生産する自動車メーカーは、EV、プラグイン・ハイブリッド車、水素電池車といった新エネルギー車(NEV)を生産し、ガソリン車やディーゼル車の生産に課されるマイナスポイントを、NEVの生産で獲得するポイントで相殺することが義務付けられている。
同省は現状を踏まえ、一時的に生産枠を調整し、メーカーが来年獲得するポイントで今年のマイナスポイントを相殺することを容認する可能性があると表明した。
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」