[上海/北京 24日 ロイター] - 中国の上海市政府は24日、米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)に進出を誘致し、同市における投資と研究開発(R&D)の強化を要望したと発表した。
上海市政府によると、同市共産党委員会書記の陳吉寧氏がGMのメアリー・バーラ会長と会談し、今年開催される第6回中国国際輸入博覧会で、GMがより多くの高級車種と最先端テクノロジーを披露することを期待していると述べた。
バーラ氏が上海を訪れたのは新型コロナウイルス感染症発生後初めて。GMは中国での新型電気自動車(EV)投入の遅れが理由で販売不振に苦しんでいる。
上海汽車集団(SAIC)が提出した書類によると、GMとの合弁事業の1─4月のキャデラックとシボレー車の販売台数は前年同期比11%減少した。
GMは昨年11月、2025年までに中国で新型EV15車種以上を投入し、EVの生産能力を100万台強に引き上げると発表している。
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