[上海 5日 ロイター] - 中国乗用車協会(CPCA)が5日発表した12月の国内自動車販売統計によると、米電気自動車(EV)大手テスラの中国製自動車販売台数が5万5796台と、5カ月ぶり低水準に落ち込んだ。前月比44%減、前年比では21%減となった。
テスラは製品の需要減に伴う在庫増加に対応するため、生産を減らして価格を引き下げた。
2022年通年では上海工場で生産されたテスラ車の販売台数は50%超増えた。
全世界では、22年の販売台数は40%増加。イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)の目標だった50%増に届かなかった。
ロイターは先に、テスラが減産の一環で12月24日から1月2日まで上海工場での生産を停止したと伝えていた。
CPCAの統計によると、12月の中国EV販売は比亜迪(BYD)が23万4598台で首位を維持。米ゼネラル・モーターズ(GM)の中国合弁会社、上汽通用五菱汽車(SGMW)もテスラの販売台数を上回った。
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