[北京 9日 ロイター] - 中国の銀行の不良債権が昨年末時点で減少したことが、中国銀行保険監督管理委員会(銀保監会)の統計で明らかになった。新型コロナウイルス禍からの企業の回復が加速していることが背景にある。
中国の商業銀行の不良債権残高は昨年12月末時点で2兆7000億元と、9月末時点から1336億元減少した。不良債権比率は12月末時点で1.84%。9月末の1.96%から低下した。
銀行部門全体の2020年純利益は1兆9400億元で、前年比2.7%減少。不良債権引当金は5兆元だった。
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