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中国大手銀、引当金積み増し 新型コロナの影響に備え

[北京/上海 30日 ロイター] - 中国の大手国有銀5行のうち4行は、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大の影響で今後の損失に備え、貸倒引当金を積み増していると明らかにした。

大手5行が30日までに発表した上期決算は、全行で少なくとも過去10年で最大の減益となり、不良債権も拡大した。

一方、第1・四半期決算は、新型コロナウイルスの感染拡大にも関わらず増益を記録していた。

中国農業銀行 は30日の上期決算発表時に「新型コロナ流行による時間差の影響と先行き不透明感リスクが、銀行業界に一段と表れる」と説明した。

中国建設銀行 は、資産リスクを査定し、引当金を積み増す計画だとしている。中国銀行 も同様の説明をした。

また、中国交通銀行 は28日、今後の新型コロナ流行の影響に備えるため引当金を積み増したとし、下期にも世界の金融市場のリスクに対する警戒感を強めるとしている。

ネットの金利マージンは、中国工商銀行(ICBC)、中国交通銀行、中国建設銀行、および中国農業銀行で低下した。

一方、中国銀行のネット金利マージンは1.82%と、3カ月前の1.8%から若干上昇した。

6月末の中国農業銀行のネット金利マージンは2.14%で、3月末の2.17%から低下。ICBCは2.2%から1.98%に低下した。

不良債権比率は5行全てで上昇。ICBCの6月末不良債権比率は1.5%と、3月末の1.43%から上昇。中国建設銀行は、0.07%ポイント上昇し、1.49%。

中国銀行保険監督管理委員会(銀保監会)のデータによると、中国の商業銀行全般の上期純利益は9.4%減の1兆元。6月末時点の不良債権比率は平均1.94%で、2009年以来の高水準だった。

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