March 26, 2018 / 12:53 AM / a month ago

中国、金融業の着実な対外開放進める=人民銀新総裁

[北京 25日 ロイター] - 中国人民銀行(中央銀行)の易綱・新総裁は25日、金融業の改革を着実に進め、対外開放を拡大する方針を示すとともに、規制や監視を通じたリスクの予防も「等しく重視」すると表明した。北京で開かれた中国発展フォーラムで講演した。前週の総裁就任後に公の場で発言するのは初めて。

 3月25日、中国人民銀行(中央銀行)の易綱・新総裁(写真)は、金融業の改革を着実に進め、対外開放を拡大する方針を示すとともに、規制や監視を通じたリスクの予防も「等しく重視」すると表明した。北京で開かれた中国発展フォーラムで講演する同新総裁(2018年 ロイター/Jason Lee)

総裁は「開放の度合いが高い部門は競争力が高く、閉鎖的な部門は競争力が低いためにリスクが蓄積されることを歴史が示してきた」と指摘。一方、講演を通してリスク管理の重要性も強調。市場開放は政府が決めたペースで進めるという公式見解に沿った内容となった。

同氏は「金融業の開放と金融リスクの予防を等しく重視する」と表明。「金融開放は金融規制の制定を伴う必要がある」とした。

中国は昨年11月に、先物、証券、ファンド市場に関連する合弁企業の外資出資比率の上限を49%から51%に引き上げる方針を示した。

易総裁は、出資上限の引き上げは当局による監視がなくなるという意味ではないと強調。国内と外資企業を同等に扱う考えも示した。

また、金融業の対外開放は人民元の為替レートや資本勘定の交換性に関する改革に歩調を合わせて進められるとした。さらに、債券市場の対外開放を拡大し、人民元の国際決済システム「CIPS」第2弾を近く導入すると述べた。

金融リスクについては、高いレバレッジに反映されていると指摘。複数の「急拡大する」金融コングロマリット(複合企業)もまた金融システムへのリスクだとしたが、企業名は挙げなかった。

2018年初頭の中国経済は昨年の勢いを持続する好ましい傾向を示したと評したうえで、人民銀は引き続き穏健中立な金融政策を実施するとした。

「金融政策は引き締め過ぎることも緩め過ぎることもない」と述べ、マネーサプライM2と社会融資総量の今年の伸び率は妥当な水準になると続けた。

政府はM2伸び率の今年の目標を明らかにしていない。

今年の消費者物価の押し上げ圧力は緩やかなものとなり、生産者物価の伸びは鈍るとの見通しを示すとともに、人民元については、人民銀の従来の見解を踏襲し、基本的安定が保たれると述べた。

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