[上海 16日 ロイター] - 中国の銀行間債券市場では、15日の出来高が前日比9%減少した。規制当局の禁止措置を受けて、マネーブローカーが情報ベンダーへのデータ配信を停止したことが影響した。
一部の債券の売買高は取引の2日後に報告されるため、15日に施行されたデータ規制の影響が完全に明らかになるのは16日の市場終了後になる。
国家銀行間資金調達センターのデータによると、銀行間市場における現物債券取引の総額は1兆2800億元(1853億9000万ドル)と、14日の1兆4000億元から9%減少した。
関係筋によると、データセキュリティーへの懸念と、マネーブローカーが第三者にデータを供給するライセンスを取得していないことが今回の措置の理由という。
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