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中国人民銀の次期総裁、中信集団会長の朱氏が有力=関係筋

 米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)は23日、中国人民銀行(中央銀行)の易綱総裁の後任人事について、金融コングロマリット、中信(CITIC)集団会長の朱鶴新氏が有力候補と伝えた。バンコクで2022年11月撮影。代表撮影(2023年 ロイター)

[23日 ロイター] - 中国人民銀行(中央銀行)の易綱総裁の後任に金融コングロマリット、中信(CITIC)集団会長の朱鶴新氏(54)が就く可能性が高いと、事情に詳しい関係者が明らかにした。来月の全国人民代表大会(全人代、国会に相当)を経て就任するとみられている。

朱氏は国有の交通銀行や中国銀行で要職を経験し、人民銀の副総裁や四川省の副省長を務めた。

易総裁は昨年10月の共産党大会で中央委員・中央委員候補から外れたため、来月5日に開幕する全人代での退任が濃厚となった。

人民銀の党委員会書記を務める銀行保険監督管理委員会の郭樹清主席も退任する見通しだ。

米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)によると、人民銀の党委書記には習主席の長年の側近で国家発展改革委員会(発改委)主任を務める何立峰氏の名前が挙がっている。何氏は退任する劉鶴副首相(経済・金融担当)の後任と目されており、兼務する可能性があるという。

WSJによると、共産党はこれらの人事に加え、1998年から2003年まで存在した政策決定機関、中央金融工作委員会の復活も計画している。

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