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中国外貨準備、11月末は3.44兆ドル 13年2月以来の低水準

[北京 7日 ロイター] - 中国人民銀行(中央銀行)が7日発表した11月末時点の中国の外貨準備高は3兆4400億ドルで、前月末時点と比べて872億ドル減少した。2013年2月以来の低水準であり、1カ月の減少幅としては過去3番目の大きさとなった。

 12月7日、中国人民銀行発表した11月末時点の中国の外貨準備高は3兆4400億ドルで、前月末時点と比べて872億ドル減少した。写真は北京で昨年11月撮影(2015年 ロイター/Kim Kyung Hoon)

アナリストの間では、11月中にドルが上昇したためドル以外の通貨建ての準備高が目減りしたこと、人民銀が元下支えのためドル売りを出したことが背景との見方が出ている。

外貨準備は5・四半期間減少し続けており、第3・四半期の減少は過去最大だった。

キャピタル・エコノミクスのエコノミスト、ジュリアン・エバンズプリチャード氏はリポートで「資金流出の増加は、元安観測の拡大が主な背景となっている」と指摘。「12月の米利上げの可能性が高まっていることも、中国からの資金逃避につながっている」と述べた。

コメルツ銀行(シンガポール)のエコノミスト、Zhou Hao氏はリポートで、人民銀は元の対ドル相場の下落を完全に食い止めるのではなく、元の下落ペースを制御する方針へ転換したのではないかと指摘。「8―9月のドル/元相場を振り返れば、人民銀が元の防衛のため積極的にドル売りを出し取引高が急増したにもかかわらず、安定していた」とし、「ドル/元の取引高は9月以降明らかな減少傾向をみせ、これと並行して元は緩やかに下落した。この差が示すのは、中国当局の見通しにおいて元の『管理された下落』は容認可能だということだ」と述べた。

人民銀はこれまで繰り返し、元が一段安となる理由はないとしてきた。

金準備は595億2000万ドル。10月末時点の632億6000万ドルから減った。

国際通貨基金(IMF)リサーブポジションは46億ドルで、10月の46億4000万ドルから減少した。

IMF特別引き出し権(SDR)は101億8000万ドル。10月末時点は103億6000万ドルだった。

人民銀は今年7月からIMFの「特別データ公表基準(SDDS)」に準拠し、外貨準備の公表を毎月行う方針に変更した。それまでは四半期ごとに公表していた。

*内容を追加します。

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