August 9, 2018 / 2:03 AM / 6 days ago

中国7月PPIは前年比+4.6%に鈍化、関税の影響はみられず

[北京 9日 ロイター] - 中国国家統計局が9日発表した7月の生産者物価指数(PPI)は前年比4.6%上昇した。伸び率は前月の4.7%から鈍化したが、市場予想の4.4%は上回った。景気の減速を受けて鈍化した。

 8月9日、中国国家統計局が発表した7月の生産者物価指数(PPI)は前年比4.6%上昇した。伸び率は前月の4.7%から鈍化したが、市場予想の4.4%は上回った。写真は山東省青島の食品雑貨店で6月に撮影(2018年 ロイター)

一方、7月の消費者物価指数(CPI)は前年比2.1%上昇と、伸び率は前月の1.9%から加速し、市場予想の1.9%も上回った。食品以外の価格の上昇がけん引した。

今回のPPI・CPIは、中国政府が7月6日に340億ドル相当の米国製品に導入した報復関税の影響を受けた初めての物価統計だった。

キャピタル・エコノミクスのシニア中国エコノミストのジュリアン・エバンスプリチャード氏は「今後は、中国の対米報復関税と最近の人民元の下落が輸入価格に対する一定の上昇圧力となる」との見方を示した。

同社は今年と来年のPPI上昇率予想を若干引き上げたものの、厳しい通商環境から物価の下押し圧力は依然大きいとみている。

同氏は「総体的にみれば、当社は依然として、中国経済の鈍化とコモディティー(商品)価格の下落により、CPIとPPIは数四半期にわたり低迷するとみている。これにより、中国人民銀行にはさらなる金融緩和の余地が大きくなる」と述べた。

PPIは前月比では0.1%上昇。6月は0.3%上昇だった。

トランプ米政権が前週、2000億ドル相当の中国製品に課す関税の税率を当初発表の10%から25%に引き上げることを提案したことを受け、中国は600億ドル相当の米国製品に追加関税を課す報復措置を講じる方針を発表している。

両国の対立は一部でインフレへの懸念を加速させたものの、アナリストの多くは消費者物価への影響は限定的とみている。

7月の原材料価格は前年比9.0%上昇。6月の8.8%から伸びが加速した。

CPIは前月比で0.3%上昇。

変動の大きい食品・エネルギーを除いた7月のコアCPIは1.9%上昇で、伸び率は変わらずだった。

食品価格指数は前年比0.5%上昇。非食品価格は2.4%上昇した。

*内容を追加しました。

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