[上海 7日 ロイター] - FTSEラッセルは7日、中国の配車サービス最大手、滴滴出行(ディディ)を予定通り8日からグローバル株価指数に組み入れると発表した。ただ、7日の米市場で売買停止となった場合にはその限りではないという。
FTSEラッセルは1日、滴滴が米国株式市場に上場したことを受け、FTSEオールワールド・インデックス、FTSEグローバル・ラージキャップ・インデックス、FTSEエマージング・インデックスに組み入れると発表していた。
しかし、中国サイバースペース管理局(CAC)は4日、スマートフォン向けアプリストア運営各社に対し、滴滴出行のアプリの配信を停止するよう命令。
これを受けて同社と投資家は大混乱に陥り、米国市場で株価は急落した。
FTSEラッセルは声明で、7日の米国市場で滴滴出行が売買停止となった場合、売買停止および市場閉鎖に関する規則に従い、早期組み入れ(ファストエントリー)を行わず、状況を注視するとした。
FTSEラッセルが売買停止の可能性について言及した理由は明らかでない。
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