June 27, 2019 / 4:49 PM / 3 months ago

中国人民銀、潤沢な流動性と人民元の安定維持の方針

[北京 27日 ロイター] - 中国人民銀行(中央銀行)は27日、多様な金融政策ツールを駆使して適度に潤沢な流動性を維持し、市場ベースの金利改革を深化させて人民の基本的安定を維持する方針を示した。同時に、債務増大と構造リスクにつながるとアナリストが指摘する「洪水のような」刺激策の導入は控えるとした。

人民銀行は金融政策に関する四半期会合後の声明で、中国の経済・金融セクターにおける構造的調整は一定の前向きな変化を示したものの、経済は高まる国外の不確実性や不安定要因に直面していると指摘。「国際的な経済・金融情勢は複雑で、対外的な不確実性、および不安定要素は増大している」とし、「われわれはマクロ経済的な調整を刷新し、カウンターシクリカル(景気変動抑制的な)措置を時宜を得た適切な方法で導入し、マクロ政策協調を強化する必要がある」とした。

また、穏健な金融政策は過度に引き締め的でも緩和的でもあってはならないとの方針を再確認し、マネーサプライM2と社会融資の伸びが名目国内総生産(GDP)の伸びと一致する状態を維持する方針を表明。穏健な金融政策の下で、潤沢な流動性を維持するために多様な政策ツールを利用していくとした。

また、市場原理に基づく為替相場の改革を深化させ、人民元相場CNY=CFXSを基本的に安定的に保つ目標を改めて確認した。このほか、債務の対国内総生産(GDP)比率が安定化の兆しをみせているものの、「洪水のような」刺激策に依存することはないと表明。金融リスク低減に向けた措置を取りながらも、リスクに対応する措置のペースは制御する姿勢を示した。

人民銀は2018年初旬以来、預金準備率(RRR)を6回引き下げた。今後も引き下げが続くとの見方が大勢となっている。

中国の経済成長率は18年は6.6%と、28年ぶりの水準に低下。19年は一段の減速が予想されている。政府は米中貿易摩擦が高まる中、ここ数カ月、景気支援策を打ち出している。

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