March 27, 2018 / 2:14 AM / 4 months ago

中国工業部門企業利益、1─2月は前年比16.1%増 17年通年から鈍化

[北京 27日 ロイター] - 中国国家統計局(NBS)が27日発表した1─2月の中国工業部門企業利益は16.1%増の9689億元(1545億7000万ドル)で、伸び率は2017年12月の10.8%を上回ったものの、17年通年の21.0%からは鈍化した。

 3月27日、中国国家統計局(NBS)が発表した1─2月の中国工業部門企業利益は16.1%増の9689億元(1545億7000万ドル)で、伸び率は2017年12月の10.8%を上回ったものの、17年通年の21.0%からは鈍化した。提供写真(2018年 ロイター/China Daily)

17年の伸び率は2011年以来6年ぶり高水準だった。

増益率の鈍化は投資意欲の減退につながり、既に米中間の貿易戦争懸念で打撃を受けている中国の株式市場にさらに下押し圧力をかける可能性がある。

また、国有企業の債務削減に対する中国政府の取り組みも一層困難にしかねない。

しかし、ANZの上海部門のアナリスト、David Qu氏は、増益率について「依然として良好な数字」と指摘。「年内の工業部門利益が2桁成長を達成する可能性が非常に高いとみている」と語った。

統計局によると、価格低下の影響をコスト削減効果が相殺する中、売り上げが伸びたことが12月の伸び率を上回った主因だった。

1─2月の工業部門企業利益をセクター別にみると、鉱業が前年同期比42.1%増となった一方、製造業が12.5%増となった。

ANZのQu氏は「中国が比較的緩和された流動性環境を維持することに市場は楽観的過ぎたのではないか、と私は心配している。世界的には流動性環境はますます引き締められている」と指摘。「全体としては力強い成長が期待できるものの、個々の企業が不安定さを増す環境の中でうまくやっていく能力があるのかどうかは大きな疑問だ」と述べた。

年初の中国の経済指標は春節(旧正月)の連休時期の影響で歪みが生じることが多いため、1月と2月を合わせて発表される。

2月末時点の工業部門の負債は前年同期比6.0%増の59兆6000億元。12月末時点は5.7%増だった。

対資産負債比率は56.3%で、12月末時点の55.5%から上昇し、企業の債務抑制に関して政府が直面する課題を浮き彫りにした。

この統計は、主要な事業からの年間売上高が2000万元以上の企業を対象としている。

*内容を追加しました。

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