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中国工業部門利益、12月は1年超ぶり低成長 当局に政策支援圧力

 中国国家統計局が27日発表した2021年12月の工業部門企業利益は前年比4.2%増で、伸び率は前月(9%)から鈍化し20年4月以降で最低となった。生産者物価の高騰が和らぎ需要減速感が出ている。写真は2016年4月撮影(2022年 ロイター/John Ruwitch)

[北京 27日 ロイター] - 中国国家統計局が27日発表した2021年12月の工業部門企業利益は前年比4.2%増で、伸び率は前月(9%)から鈍化し20年4月以降で最低となった。生産者物価の高騰が和らぎ需要減速感が出ている。

12月の工業部門企業の総利益は7342億元(1158億9000万ドル)。

21年通年は34.3%増の8兆7000億元だった。国家統計局が定期的にデータを発表するようになった11年以降で最大の伸び。20年は新型コロナウイルス流行に伴う封鎖措置で4.1%増にとどまっていた。

国家統計局の統計担当高官は「企業の効率性が着実に改善し、21年の工業部門利益は比較的高い伸びを達成した。しかし、11月、12月に伸びが大幅に鈍化したことは認めなければならない。下流部門、特に中小企業の業況にはなお比較的強い圧力が見られ、赤字企業の数は依然多い」と述べた。

同高官は「精力的に企業の問題解決を支援するほか、次のステップとして、減税や手数料の引き下げを実施する。供給を確保し物価を安定させる措置も導入する」と述べた。

工業部門企業利益統計は、主要事業の年間売上高が2000万元を超える大企業が対象。

中原銀行のエコノミストは、12月のデータについて、今年の業績低迷を示唆していると指摘。今後数カ月は前年同期の水準が高かったため、増益率がさらに鈍化する可能性があるとの見方を示した。

また、今回の統計の対象になっていないが、非常に多くの中小企業が厳しい経営を迫られていると指摘。「中国人民銀行(中央銀行)を圧迫する要因が増えている。米連邦準備理事会(FRB)は3月に利上げにする見通しで、人民銀行には追加緩和のための時間がなくなりつつある」と述べた。

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