August 27, 2018 / 3:48 AM / 3 months ago

中国工業部門企業利益、7月は前年比+16.2% 3カ月連続で鈍化

[北京 27日 ロイター] - 中国国家統計局が発表した7月の中国工業部門企業利益は、前年比16.2%増の5151億2000万元(749億4000万ドル)で、6月の同20.0%増から伸びが鈍化した。伸びの鈍化は3カ月連続。

 8月27日、中国国家統計局が発表した7月の中国工業部門企業利益は、前年比16.2%増の5151億2000万元(749億4000万ドル)で、6月の20.0%増から伸びが鈍化した。写真は北京で2014年5月撮影(2018年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

工業部門企業利益の伸び率は3月以来の低水準となった。

統計局の担当者は、生産者物価の上昇率低下が理由、と説明した。

野村のアナリストは顧客向けのリポートで、消費減やデフォルト(債務不履行)増、資金調達コスト上昇、米中貿易摩擦激化を背景に、中国企業の利益は向こう数カ月間、さらに圧迫されると指摘。最近の政府の刺激策や政策緩和措置は効果が出るまで時間がかかるため「中国経済は改善する前に、一段と悪化する可能性がある」との見方を示した。

ANZの中国担当シニアエコノミスト、ベティ・ワン氏は、工業部門企業利益の伸び鈍化は製造業の投資減につながる可能性があると話す。「(固定資産投資の伸びに対する)下振れリスクはなお、上振れリスクより大きい」と述べた。ただ、過剰生産能力の抑制や大気汚染緩和への中国政府の取り組みが、コモディティー(商品)価格を引き続き押し上げるため、工業部門企業利益が急減する可能性は低いとしている。

中国工業部門企業利益は、1─7月期は前年同期比17.1%増の3兆9000億元。1─6月は17.2%増だった。

1─7月の利益の伸びをけん引したのは、石油、鉄鋼、建設資材、化学。非鉄金属の精錬・加工、家具、鉄道、航空機は鈍化した。

また、中国の国有の工業部門企業利益は1─7月期、前年同期比で30.5%増となった。1─6月の同利益は31.5%増加していた。

国有工業企業の資産に対する負債の比率は、7月末時点で59.4%と、前年から1.3%ポイント低下。16年以来の低水準だった。

統計局によると、7月末時点の中国工業部門企業の負債は、前年比で6.5%増加した。6月末時点では6.6%増。

同統計は主要事業からの年商が2000万元を上回る企業が対象。

*内容を追加しました。

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