December 27, 2019 / 4:18 AM / 22 days ago

再送-UPDATE 2-中国の工業部門企業利益、11月は8カ月ぶりの高い伸び 弱い内需がリスク

(検索コードを追加して再送しました)

[北京 27日 ロイター] - 中国国家統計局が発表した11月の工業部門企業利益は、前年比5.4%増の5939億元(849億3000万ドル)だった。10月は同9.9%減だった。10月まで3カ月連続で減少していたが、11月は増加に転じ、8カ月ぶりの高い伸びとなった。

しかし、来年にかけて依然、全体的な内需の弱さがリスクとなっている。

1─11月の工業部門企業利益は前年同期比2.1%減の5兆6100億元。1─10月は2.9%減だった。 工業部門企業の負債は11月末時点で前年比5.3%増。10月末時点では同4.9%増だった。

製造業が内需の低迷と米中貿易摩擦の影響に苦しむ中で、中国の工業部門は過去1年間、絶え間ない圧力にさらされてきた。しかし、中国政府の景気刺激策を背景に内需が上向き、中国国家統計局が発表した11月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は市場予想に反し、景況拡大と悪化の分かれ目となる50を7カ月ぶりに上回った。

国家統計局の当局者によると、工業部門企業利益が伸びたのは、生産者物価の下落率が縮小する一方で、生産と売り上げが加速したことが主因。

しかし、同当局者はこの回復は持続的なものではないと指摘、「11月に利益は増加に転じたものの、現在経済にかかっている下方圧力は依然大きく、市場の需要や工業製品価格といった複数の要因によって、利益の伸びが不安定で先行き不透明な状態は続いている」と述べた。

11月の国有工業部門企業の利益は前年比0.6%増と、下期に入ってからの減少傾向が反転。民間セクターの利益の伸びも加速した。

セクター別では、需要の持ち直しや価格上昇を背景に、化学、石油精製、鉄鋼業で利益に回復がみられた。

野村のアナリストは統計発表後に出したリポートで「米中通商摩擦が続く中、成長に対する強い逆風や、依然として高い不透明感を踏まえると、工業部門企業利益の伸びの急加速は長続きしないとみている」とした上で「中国政府は引き続き、政策余地が限られる中で小幅な緩和策を打ち出すだろう」と分析した。

11月の鉱工業生産は前年比6.2%増加し、5カ月ぶりの大幅な伸びとなった。前月から伸びが加速し市場予想も大幅に上回った。政府の支援策が内需を支え、米中貿易摩擦の緩和も寄与した。

米中通商協議は13日に「第1段階」の合意がまとまった。アナリストらはこの合意について、短期的には中国の輸出や企業による投資を押し上げる可能性があるものの、中国経済の見通しは今後も世界経済の減速の影響を受け続けると指摘した。

中国経済の成長率はほぼ30年ぶりの低水準に減速しており、来年はさらに下方圧力が強まる可能性がある。一方、政策当局者らは経済成長を安定させ、リスクを回避するために新たな支援策を打ち出す方針を示している。

政府の政策に詳しい関係筋によると、中国は2020年の経済成長目標を今年の6─6.5%から引き下げて6%前後に設定し、急速な減速回避に向けてインフラプロジェクトへの支出を拡大する方針だ。

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