June 10, 2018 / 4:44 AM / 2 months ago

5月の中国PPI、2カ月連続で伸び加速 CPIは横ばい

[北京 9日 ロイター] - 中国国家統計局が発表した5月の生産者物価指数(PPI)は前年同月比4.1%上昇と、4カ月ぶりの高い伸びとなり、4月(同3.4%上昇)から2カ月連続で伸びが加速した。伸び率はロイターがまとめたアナリスト予想(3.9%上昇)を上回った。最近の原材料価格の上昇などが要因。

PPIの伸び加速により、米国との貿易摩擦にもかかわらず、中国経済の成長の勢いが持続していることが示された。また、中国当局による重工業セクターへの厳格な環境規制の導入や、地方政府の資金不足に伴う大型プロジェクトの削減で建材需要が減る中で浮上していた景気減速懸念も和らいだ。

PPIの伸び加速は中国工業部門の企業利益を後押しする可能性もある。

5月のPPIは前月比では0.4%上昇。4月は同0.2%低下していた。

ロイター調査によると、アナリストは原油高が続くなか6月もPPIの前年比の伸びが加速すると見込んでいる。

鉄鋼セクターからの堅調な需要などで、5月の原材料価格は前年同月比7.4%上昇。4月は同5.7%上昇していた。

<CPIは横ばい>

同時に発表された5月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比1.8%上昇。伸びは4月と変わらず、アナリスト予想とも一致した。食料品価格がおおむね安定推移したことが要因。

前月比では0.2%低下した。

変動の大きい食品・エネルギーを除いたコアCPIは前年比1.9%上昇と、4月(2.0%上昇)から伸びが鈍化した。

食品価格指数は前年比0.1%上昇と、4月(0.7%上昇)から大幅に伸びが鈍化。非食品の価格指数は同2.2%上昇。4月は2.1%上昇だった。

米中貿易摩擦を巡っては、両国による関税導入が供給の途絶やコスト高につながる可能性があり、物価上昇圧力が強まるとの懸念がある。

特に、中国が米国の農産物に輸入関税を課す場合、中国の農産物価格が値上がりする可能性があり、CPIで大きな比重を占める豚肉価格にさらなる上昇圧力がかかることになる。

ただ専門家は、借り入れコストの上昇と不動産市場の沈静化で基調的な物価上昇圧力が抑制されるなか、インフレはすでにピークを過ぎたとみている。

CICCリサーチのアナリストは5月インフレ統計の発表を受け、「予想以上に急速な財政・金融政策の引き締めの効果を表しており、政策を『微調整』する余地があることを示している」と指摘した。

0 : 0
  • narrow-browser-and-phone
  • medium-browser-and-portrait-tablet
  • landscape-tablet
  • medium-wide-browser
  • wide-browser-and-larger
  • medium-browser-and-landscape-tablet
  • medium-wide-browser-and-larger
  • above-phone
  • portrait-tablet-and-above
  • above-portrait-tablet
  • landscape-tablet-and-above
  • landscape-tablet-and-medium-wide-browser
  • portrait-tablet-and-below
  • landscape-tablet-and-below