[18日 ロイター] - 中国国家統計局が18日発表した9月のアルミニウム生産量は5カ月連続で減少した。国内の電力不足で鉱工業生産が低迷した。
一次アルミニウム生産量は前月比2.4%減の308万トン。前年比も2.1%減少した。
ロイターの国家統計局データ記録によると、月間ベースのアルミ生産量は2020年6月以来の低水準。統計局は春節(旧正月)休暇の影響で1月と2月のデータは合わせた形で発表した。
9月の1日当たりの生産量は10万2667トン。日数が1日多い8月は約10万1770トンだった。
アルミ生産が5カ月連続で減少したのは2017年7─11月以来。当時は違法に建設された生産施設に対する取り締まりに加え、環境汚染対策として的を絞った規制が発動されていた。
国家統計局によると、非鉄金属10種(アルミ、銅、鉛、亜鉛、ニッケル、スズ、アンチモン、水銀、マグネシウム、チタン)の9月生産量は523万トンと、2020年7月以来の低水準となった。電力制限が金属生産に幅広い影響を及ぼす中、前月比で1.2%減、前年比では1.6%減。
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