December 27, 2018 / 9:04 AM / 6 months ago

穏健な金融政策と人民元の基本的安定を維持=中国人民銀行

[北京 27日 ロイター] - 中国人民銀行(中央銀行)は27日、穏健な金融政策と人民元の基本的安定を維持すると表明した。市場に「適度に潤沢な」流動性を供給する方針も示した。

金融政策委員会の四半期会合後、ウェブサイトに声明を掲載した。

声明は、政策に関して、これまで使用していた「中立」という表現を削除した。成長減速を受けて、金融政策の舵を緩和方向にきった可能性がある。

さらに、今回は債務圧縮の取り組みにも言及していない。前回の声明では、構造的債務圧縮の取り組みの深度と速度を制御する方針を示していた。

声明は「穏健な金融政策は、過度に引き締め的でも緩和的でもないことにより焦点をあてるべき」とし「(人民銀行は、)金融政策をよりフォワードルッキングで、柔軟かつ的を絞ったものにする」と表明した。

市場では、中国経済が減速する中、人民銀行が比較的緩和的な金融政策を維持するとの見方が多い。

今月開催された中央経済工作会議は、2019年は安定的な経済成長を支援するために減税を拡大し潤沢な流動性を維持する方針を決定した。

<的を絞った政策ツール>

人民銀行は今月、小規模な民間企業向けの融資を促進するための的を絞った政策ツールを打ち出した。

とはいえ、人民銀幹部らは、景気を下支えするために大規模緩和策のカードは切らない方針を繰り返し示している。

今年は、銀行預金準備率を4回引き下げた。国務院(内閣)は24日、小規模民間企業の支援を目的とした、的を絞った銀行預金準備率引き下げの可能性を示唆した。

易綱総裁は13日、景気の下支えに向け金融環境は相対的に緩和的であるべきだが、国内金利の低下は通貨に影響を及ぼし得るため過度の金融緩和は禁物との認識を示した。

今回の四半期会議では、人民元を巡る懸念が再び議題に上った。人民銀は、人民元を合理的で均衡のとれた水準で基本的に安定させる方針をあらためて示した。

人民元の対ドル相場CNY=CFXSは2017年は約6.8%上昇したが、今年は米国との貿易戦争や景気減速が影を落とし、5.6%下落している。

人民銀行は、金融政策を「緩和的」から「引き締め的」まで5段階で表現してきた。2008年の世界金融危機後に「適度に緩和的」と表現していたが、2010年終盤に「穏健」に変更。債務問題対策に乗り出した2016年終盤には「穏健で中立」に修正した。

*内容を追加して再送します。

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