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中国人民銀、コロナ禍の打撃に対し政策支援へ

中国人民銀行(中央銀行)は4日、金融政策支援によって潤沢な流動性を確保し、国内の新型コロナウイルス流行で大打撃を受けた企業を支援し、消費の回復を支える方針を示した。2015年3月撮影(2022年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

[シンガポール 4日 ロイター] - 中国人民銀行(中央銀行)は4日、金融政策支援によって潤沢な流動性を確保し、国内の新型コロナウイルス流行で大打撃を受けた企業を支援し、消費の回復を支える方針を示した。

人民銀行は声明で「着実な経済成長を支え、雇用と物価を安定させ、公正な金融・財政環境を提供するために、(われわれは)早急に追加的な政策手段を計画しなければならない」と述べた。具体的な措置は示していない。

声明は、金融機関が実体経済のニーズを満たすことを目指すべきとし、例として、中小企業向けの低利融資の拡充、コロナ禍で深刻な影響を受けているサービス業、航空会社、貿易会社の支援を挙げた。

ここ数カ月減速している不動産向け融資についても「安定的かつ秩序ある」成長を求めた。

人民銀行は別の声明で、エネルギーの安全保障を強化し、サプライチェーン(供給網)を安定させる政府の取り組みの一環で、石炭の生産と貯蔵を使途とする1000億元(151億3000万ドル)相当の融資枠を追加で設定したと発表した。

この融資枠は、政府が2021年後半にスマート石炭事業など石炭産業向けに設定した2000億元分に上乗せされることになる。

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