[北京 22日 ロイター] - 中国人民銀行(中央銀行)の易綱総裁は21日、中国経済のファンダメンタルズは強固であり、中国にはシステミックリスクを防ぐ十分な政策ツールがあるとの見解を示した。国営新華社通信が伝えた。
報道によると、易総裁は国際通貨基金(IMF)・世界銀行年次会合で「2017年において、中国の非金融機関の負債比率がやや上昇する一方、企業の負債比率は幾分低下しており、金融機関のレバレッジは抑制されている」と述べたという。
人民銀のウェブサイトに掲載された声明によると、易総裁は金融セクターの開放政策について繰り返し言及。同政策を「年内または今後数カ月以内に実行する」とした。
また「中国は引き続き多国間外交および開放的で規則に基づいた多国間通商システムを支持し、協力と対話を推奨していく」と述べた。