December 1, 2019 / 11:14 PM / 5 days ago

中国製造業PMI、11月は予想外の50超え 輸出受注なお弱い

[北京 30日 ロイター] - 中国国家統計局が発表した11月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は市場予想に反し、景況拡大と悪化の分かれ目となる50を7カ月ぶりに上回った。当局の景気刺激策を背景に内需が上向いた。ただ回復はわずかで、輸出需要は依然さえなかった。

 11月30日、中国国家統計局が発表した11月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は市場予想に反し、景況拡大と悪化の分かれ目となる50を7カ月ぶりに上回った。山東省で23日撮影(2019年 ロイター)

PMIは50.2で10月の49.3から上昇し、3月以来の高水準。ロイターがまとめたアナリスト予想は49.5だった。

新規受注指数は51.3と50を上回り、4月以来の高水準となった。中央政府が年末までの経済目標達成に向け、地方政府に景気刺激策拡大を促す中、国内消費が上向いた。

生産指数も52.6に上昇し、3月以来の高水準を記録した。

Lianxun Securitiesマクロアナリスト、Zhang Deli氏は、リサーチノートで「短期的に景気は底を打った可能性がある」との見方を示した。

同氏は11月のPMIが予想を上回ったことについて、政府によるインフラ投資促進や不動産市場抑制策の緩和のほか、10月の米中貿易摩擦の緩和が要因だと指摘した。10月には米中双方が「第1段階」の通商合意を発表し、米国が関税引き上げを延期した。

ただ、最近は貿易摩擦を巡る不透明感が高まっており、外需の見通しに影を落としている。11月の新規輸出受注指数は48.8と前月の47.0から上昇したものの、18カ月連続で50を下回った。

トランプ米大統領は26日、米中貿易交渉の妥結は近いとの認識を示したが、専門家やホワイトハウスに近い関係筋は来年にずれ込む可能性を指摘している。[nL4N2863Y2][nL3N280458]

12月15日には米国が中国製品約1560億ドル相当への関税引き上げを予定している。

11月のPMIでは、雇用の減少が続いた。産出価格が3カ月ぶりの低水準に落ち込み、利益も一段と悪化している可能性が示された。

小規模民間企業への銀行融資拡大を促す中国の取り組みは機能しているとみられ、11月の小規模民間企業のPMIは、中堅企業や大手企業と比べて伸びが大きかった。ただ業績を示す指数は小規模企業が49.4と最も低い水準だった。

11月の非製造業PMIは54.4となり、2016年2月以来の低水準だった10月の52.8から上昇した。建設活動を示す指数が前月からは低下したものの、50を上回る水準を維持した。

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