January 9, 2019 / 3:07 PM / 2 months ago

中国人民銀、政策波及メカニズム改善し経済への支援強化へ=総裁

[北京 9日 ロイター] - 中国人民銀行(中央銀行)の易綱総裁は、政策の波及メカニズムを改善し、経済への支援を強化する方針を示した。新華社が9日、伝えた。

 1月9日、中国人民銀行の易綱総裁は、政策の波及メカニズムを改善し、経済への支援を強化する方針を示した。写真は北京の人民銀本部。昨年9月撮影(2018年 ロイター/JASON LEE)

昨年、米国との貿易摩擦が経済に影を落とす中、中国政府はインフラ事業の承認を加速したり銀行の預金準備率を引き下げるなどして経済を支えたが、そうした支援を今年は強化すると約束している。

今月中に発表される予定の2018年の経済成長率は6.6%程度と前年の6.9%から減速する見通し。アナリストは、政府の支援策の効果が表れるまで、向こう数カ月は経済が一段と減速すると予想している。

新華社によると、易総裁は、「経済成長が鈍化するなか、実体経済への金融政策支援は弱まっていない。むしろカウンターシクリカルな調整を反映するよう、支援は強化されている」と述べた。

人民銀行は4日、銀行の預金準備率を1%ポイント引き下げると発表。景気減速が加速するリスクを抑えるため、新規融資向けに1160億ドルの資金を事実上、金融システムに供給する措置を講じた。[nL3N1Z42XE]

また昨年12月には、中小・民間企業に的を絞った支援策「標的型中期貸出制度(TMLF)」を発表。[nL3N1YO40P]

易総裁は、TMLF第1弾が今月、実施される予定とし「これらの措置が流動性を妥当で潤沢な状態に保ち、金利が安定し、マネーや信用の妥当な伸びに誘導するのに役立つ」との認識を示した。

景気が減速し、銀行のリスク志向が減退していることを踏まえ、需要と供給の両面から政策の波及メカニズムを改善する必要があると指摘。

「金融政策の波及メカニズム改善のカギは、銀行向けのインセンティブ・メカニズムを確立し、実体経済への支援を積極的に拡大することだ」と述べた。

人民銀行は最近、金融政策に関する文言を「穏健で中立」から「適度に緩和的あるいは引き締め的な穏健」に修正した。

易総裁は、すでに表面化した金融リスクは秩序ある形で対処されており、中国は構造的な債務削減を推し進めていくと述べた。

またマクロ・レバレッジ・レシオは基本的に安定しており、中国の金融リスクは概ね管理されているとの認識を示したが、★当局は、可能性は低いものの、いざ起こると甚大な影響をおよぼす、さまざまな「ブラックスワン的事象」を防ぎ、株、債券、外為の各市場の安定的で健全な発展を維持していくと述べた。

*内容を追加しました。

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