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中国、新経済戦略のためには多くの改革必要に=政府アドバイザー

[北京 29日 ロイター] - 中国が国内消費に重点を置いた新たな経済戦略を機能させようとするならば多くの改革が必要になる──。国務院(内閣に相当)の複数のアドバイザーが29日、こうした見方を示した。

習近平国家主席は次の経済発展段階に向けて「双循環」戦略を唱えている。これは主に「国内循環」に依存しつつ、「国際循環」の支援も受けようとする戦略だ。

国家統計局の元チーフエコノミスト、姚景源氏はブリーフィングで「主に国内循環に頼るため、われわれは非常に困難な仕事に直面する」と指摘。「基本的に改革に頼らざるを得ず、改革を深化させる必要がある」と述べた。

国務院参事の林毅夫氏は中国の新たな経済戦略について、新型コロナウイルス流行や米国との緊張の高まりに対処するための短期的な措置ではないと説明した。

両氏ともに、中国は経済効率を改善するために市場ベースの改革を推し進め、都市化を後押しするために土地・居住制度改革を促すほか、所得格差に対処する措置を実行する必要があると述べた。

習主席の新たな発展モデルは10月の共産党会議で議論され、経済の次期5カ年計画に政策が反映される見込み。

昨年の中国国内総生産(GDP)に占める国内個人消費の割合は55.4%で、70─80%となっている先進国の水準を依然大きく下回っている。姚氏は、中国が2035年までに70%を上回るようにするにはGDPに占める消費の割合を毎年1%ポイント押し上げる必要があると語った。

同氏はまた、新たなモデルを背景に、世界最大となっている中国の外貨準備は拡大ペースが鈍化すると指摘。人民元上昇が中国の輸出競争力を弱め、輸入を促進させる可能性があり、これは時間とともにより均衡のとれた貿易につながる可能性があると付け加えた。

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