March 18, 2019 / 5:17 PM / a month ago

中国金融セクター、「灰色のサイ」のリスク高まる=人民銀行幹部

[北京 18日 ロイター] - 中国人民銀行(中央銀行)金融安定局の王景武局長は18日、国内金融セクターの「灰色のサイ」のリスク(顕著であるにもかかわらず看過されているリスク)が高まっているとし、当局はリスク抑制への取り組みを強化していくと述べた。

人民銀行の刊行物「中国金融」で見解を示した。

米国との貿易戦争の影響で景気が減速するなか、中国当局者からは「灰色のサイ」について警告する発言が出ている。

王局長は、「われわれは、世界経済が中長期的に再びリセッションに陥るリスクに十分注意を払い、新たな経済・金融危機につながるようなじわじわとした動きを警戒する必要がある」と述べた。

中国の金融市場は「外的ショックに非常に敏感」とし、地方政府の隠れ債務リスク、債券デフォルトのリスク、不動産市場のリスクが、金融リスクを引き起こす可能性があると指摘。

一部の金融持ち株会社や地方金融機関のリスクが表面化し、ネット金融、特にP2P業者のリスクを解消する必要があるとした。

人民元や外貨準備の安定がそがれる圧力がかかっているとの認識を示した。

また政府が、株式・債券・為替市場の監視を強化すると述べた。

格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスは18日発表したリポートによると、中国のシャドーバンキング(影の銀行)セクターは2018年に4兆3000億元(6410億ドル)減少し、年末時点で61兆3000億元と2016年末に当局が取り締まりに乗り出して以来の最低を記録した。

当局の取り締まりが功を奏したといえるが、一方で、多くの中小企業が資金調達に苦しむ事態となった。

ムーディーズのアジア太平洋地域の格付け責任者マイケル・テイラー氏は「政策の優先事項は成長の維持とデレバレッジ(債務削減)の緩和にシフトしているが、当局は金融のシステミックリスクを懸念しているため、シャドーバンキングの与信が急回復するとは思わない」と述べた。

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