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中国、実質金利上昇が景気回復へのリスクに=S&P

大手格付け会社S&Pグローバル・レーティングは18日、新型コロナウイルスのパンデミックからの中国経済の回復が、金利上昇とインフレ鈍化による実質金利上昇によって阻まれる可能性があるとの見解を示した。北京のショッピングセンターで7月撮影。(2020年 ロイター/Thomas Peter)

[上海 18日 ロイター] - 大手格付け会社S&Pグローバル・レーティングは18日、新型コロナウイルスのパンデミックからの中国経済の回復が、金利上昇とインフレ鈍化による実質金利上昇によって阻まれる可能性があるとの見解を示した。

S&Pのエコノミスト、シャウン・ローチェ氏とビシュルト・ラナ氏はリポートで、アンバランスな回復、弱い民間需要、市場の過度な楽観論が相まって実質金利を押し上げ、金融の状況がタイト化し債務返済コストが上昇していると指摘。

「実質金利の上昇が加速すれば中国経済が回復軌道から外れる可能性がある」とした。

株高と国債増発により指標金利が上昇し、社債利回りを押し上げている。指標10年債利回りCN10YT=RRは4月下旬は2.5%付近だったが、18日は2.9432%となっている。

最近は鉱工業生産や輸出が持ち直し、持続的景気回復期待が台頭しているが、そうした回復は「異例の政策支援」に依存しており、消費行動、サービス業、民間企業は出遅れているとレポートは指摘。

「消費者が支出し始め、民間企業が投資を拡大するまで、回復が自律的だとか、刺激措置を大幅に縮小してもやっていけると論じるのは時期尚早だ」と述べた。

中国人民銀行(中央銀行)は、広範囲な政策緩和には踏み込んでおらず、中銀高官は景気は順調に回復しているとして、政策緩和を強化する必要はないとの認識を示している。

リポートは、最近の短期レポ金利の上昇は、政策当局者が一部緩和措置の縮小を問題ないとみていることを示唆すると指摘した。

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