[北京 7日 ロイター] - 中国税関総署が7日発表した1─2月の原油輸入は前年同期比1.3%減少した。ただアナリストによると、2月の輸入は拡大しており、新型コロナウイルス規制の解除で燃料需要が回復しているとみられる。
1─2月の輸入は8406万トン(日量1040万バレル)。
アナリストによると、1月の輸入は前年同月の水準を下回ったが、2月は国有製油所が、価格の下落した中東産原油とウラル原油の輸入を増やした。
中国のコンサルティング会社JLCによると、独立系製油所の原油処理量も1─2月に増加し、稼働率は67.5%と、前年同期を4.4%ポイント上回った。
新型コロナ規制の解除以降、人々の移動が増えており、ガソリンや航空燃料の需要回復が見込まれている。
1─2月の天然ガス輸入(パイプライン経由と液化天然ガス=LNG=を含む)は前年比9.4%減の1793万トン。
トレーダーによると、LNGのスポット価格が高止まりしていることや春節休暇に伴う工場閉鎖で国内需要が低迷したことが背景。
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