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中国、対米貿易黒字を意図的に追求したことない=商務省報道官

中国商務省の束報道官は23日、中国は意図的に対米貿易黒字を追求したことはないと述べた。北京の会合で2021年撮影。(2023年 ロイター/Florence Lo)

[北京 23日 ロイター] - 中国商務省の束報道官は23日、中国は意図的に対米貿易黒字を追求したことはないと述べた。

2月7日に発表された米国の輸出データでは、2022年の対中輸出が前年比24億ドル増の1538億ドルと「過去最高」を記録した。だが、ピーターソン国際経済研究所(PIIE)は新しい報告書で、この数字は主にインフレで押し上げられており、意味がないと指摘した。

束報道官は、対米黒字の拡大が、米国の対中関税を引き下げようとする中国政府の努力の妨げになる可能性を中国当局者は懸念すべきかとのロイターの質問に対し、米国は中国企業に対する貿易制限をできるだけ早く解除すべきと回答。それは米中の企業が貿易協力を拡大し、対話を通じて貿易赤字を削減する条件を整えるために必要なことだと述べた。

米国の対中国の物品貿易赤字は22年に294億ドル拡大し、3829億ドルに上った。

束報道官は、市場の需要に基づき、中国企業は農産物、自動車、科学技術、エネルギー、石油化学製品を大量に輸入しているとし、中国の輸出が米国のインフレを抑制したと主張した。

PIIEの研究者は「新たに発表された22年のデータは、中国市場に輸出攻勢をかける他国に米国がますます遅れをとっていることを示す」と指摘した。

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