[北京 21日 ロイター] - 中国の第1・四半期の水酸化リチウムの輸出は、バッテリー向けの海外需要拡大と価格下落に支えられ、前年同期比72%増加した。
中国税関当局データによると、第1・四半期の水酸化リチウムの輸出は3万0206トンで、前年同期の1万7559トンを上回った。
3月の輸出は前年比77%増の1万0235トンだった。輸出総額は5億9170万ドルで、1トン当たりの平均価格は5万7813ドルと国内市場価格よりも高い。
ファストマーケッツによると、中国国内の水酸化リチウムの3月のスポット平均価格は1トン当たり35万5000元(5万1627ドル)だった。過去最高値を記録した11月の同59万元から約40%下落している。
政府の補助金終了に伴い国内の電気自動車(EV)市場で需要が減少し、在庫が膨らんだことから大幅に値下がりしたという。
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