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中国人民銀、元高ペース抑制に段階的な措置で対応へ=関係筋

[北京 4日 ロイター] - 関係筋によると中国当局は投機を防ぎ輸出業者を支援するために、人民元の上昇ペース抑制に向けて段階的なアプローチを取る公算が大きい。大胆な措置を講じれば、元を自由化し国際的な影響力を強めるという目標を損なう恐れがあるとしている。

関係筋によると中国当局は投機を防ぎ輸出業者を支援するために、人民元の上昇ペース抑制に向けて段階的なアプローチを取る公算が大きい。人民元紙幣のイラスト。(2021年 ロイター/Dado Ruvic/Illustration)

元は5月以降およそ12%上昇したが、今週は0.5%以上下落した。

政府に助言する複数の関係者は、外為相場で一方向への取引を抑制し、短期資金の流入を抑えるための手段を中国人民銀行(中央銀行)は豊富に備えていると指摘した。ただ投資家を動揺させないよう慎重に行動する方針という。

改革志向の易綱人民銀総裁の下で人民銀は為替市場の役割を高めようとしており、元をより国際的な通貨にするための長期的な改革の一環と説明した。

関係者の一人は「元の上昇は人民銀の市場に基づくアプローチへの試金石となるだろうが、人民銀は対処するための十分な政策手段を有している」と語った。

人民銀はロイターの質問に対し文書で回答を寄せ「為替相場を手段として利用することはしない」と言明。市場の需給に基づき、通貨バスケットを参照する管理された変動相場体制だと改めて強調した。

「為替相場に関する人民銀の目標は一貫しており明快だ。誰も相場の動向を予想できず、市場の不確実性も避けられないなか、(上下)方向への変動は正常というものだ」と説明した。

為替を巡る問題については国民と十分に対話を行っており、あらゆる投機に対して警告を発していると指摘した。

関係筋によると、人民銀は一部の資金流入に対する条件を厳しくしたり、為替市場の流動性を調整したり、銀行に窓口指導を行ったりするなど慎重なアプローチを取る構えだ。

一部の関係筋は元がさらに上昇し年内に1ドル=6.3元に達する見込みだが、見通しは引き続き不透明で米連邦準備理事会(FRB)が政策を転換すれば中国から資金が流出する可能性があるとみている。

ある関係者は「元は短期的にもう少し上昇する可能性がある。しかし米国が刺激策を終了すれば下落に転じるかもしれない」と語った。

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